ねこちゃんの占星術

ねこちゃんの視点で占星術の面白さを語るブログ

「ねこちゃんの占星術cafe」のご感想(M様)と、この会のいい点と課題

こんにちは。占星術家の竹内俊二です。

昨日の第28回の「ねこちゃんの占星術cafe」に参加された方からメールでご感想をいただきましたので、紹介いたします。ありがとうございます!
(ご本人の了承をいただいて掲載しています。)

また、これまで占星術cafeを続けてきて、僕が「いい」と思うところと課題をまとめました。


そもそも「ねこちゃんの占星術cafe」とは?

簡単に言うと、毎回ランダムに選んだ3枚の出生図の公開リーディングをして、それに関する質疑応答などを通して、みんなで占星術のレベルアップをしましょう、みたいな趣旨の初心者向けのゆる勉強会です。

詳しくはこちらのリンクを参照してください。

soranoiroha.jimdo.com

 

 

M様のご感想

竹内先生

2/23のねこちゃんcafeにてお世話になりましたMと申します。
3時間とても楽しく受講させていただきました。

「天体を使う」をスピリチュアル分野的なものとして捉えていた為、霊感やらその才能があまり無い自覚がある私はずっと「??」でしたが、自由意志という意味合いならば理解できました。

また先生がTwitter上でリツイートされていた方の「象意の転化」という考え方も、昨今の出来事によりトランジット冥王星にはただ怖いという意識しか働いていなかった為、忘れていました。

私は戦闘民族ではないので孫悟空のように強敵を見て「怖いより戦いたい」という気持ちになれるか分かりませんが、過度に悪く考え過ぎずに目の前にある事に対処していこうと心を新たにできました。

これまでも自分以外の方の出生図もたまたま見られる範囲で見てきましたが、
昨日の参加者の方で、
出生図の上の方に天体集まっていて、太陽と火星土星冥王星トライン、ASD海王星合で(私個人としては)凄く恵まれているように見えたのに「ずっと辛い」と仰ってる方もいて、本当にざっくりですが人それぞれなのだなぁと改めて感じました。

今後も色んな方の出生図や事例にも触れる機会を持ちつつ、自分ができる事を探していけたらと思います。
ありがとうございました。

 

返答

こんにちは。
占星術家の竹内です。

昨日は占星術cafeにご参加いただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけてよかったです!

昨日は参加者の方々がじっと話に聴き入ってくださる雰囲気の会だったので、どんなふうに伝わっていたのか若干気になっていましたが、ご感想をいただけて安心しました

M様が理解を深めるきっかけ作りができたように感じて、僕は嬉しいです。

トランジットの知識によって、未来を具体的に予言できるわけではないですが、「自分を客観視できる視点」を得られる、という点はメリットだと思います。

一般的で平均的な他人と自分を機械的に比較するのではない、今の自分は特別な時期に差し掛かっている、という視点です。

僕は来年、僕のN月(牡牛座・1ハウス)にT冥王星がスクエアになります。
正直、とても気になる配置ではありますが、出来事は全て自分の占星術講座のネタにできるからいいか(笑)、と考えています。


占星術cafeについて、僕が「いい」と思うところ

前回の「ねこちゃんの占星術cafe」は28回目でした。
今までやってきて、改めて占星術cafeのいいと思うところをまとめてみました。

 

出生図を比較しながら学べる

ランダムに選んだ3枚の出生図を解釈することと質疑応答が、この会の主な内容です。

この「3枚」という数がちょうどよいです。その中で不思議と共通する配置や類似する配置に目が止まります。「月のサインが同じ」「太陽がアスペクトを作る天体が同じ」「ASCのサインのルーラーが同じ」「生まれた年代が同じ」「エレメントやクオリティの偏りが似ている」など。

それらの共通点を比較することで、より一層それぞれの出生図の特徴が浮き彫りになります。これは自分の出生図だけを読み続けているとか、1対1の占星術セッションの中では得られない、貴重な視点だと思います。

 

ご本人からフィードバックをいただけて解釈の「答え合わせ」ができる

現代占星術的な出生図の解釈には答えがありません。いろんな注目ポイント、いろんな言葉で、どんなふうにも説明ができてしまいます。

しかし、ご本人からの「実際、私は◯◯という特徴があります」「◯◯という仕事をしています」「当たっている/当たっていない」などのフィードバックは、具体的な真実であり「答え」です。これは貴重です。

占星術の専門書に書ける解釈は、多数の具体例を総合した結果、抽象論に近くなりがちです。また、例題として取り上げられる人物は歴史上の偉人が多く、そのエピソードを一般人を解釈する際に参考にしようとすると、あまりにも "縮尺" が違いすぎるので、かなりの工夫が必要になります。

また、例題の人物が住む国や時代が違えば、背景となる文化や常識が違うので、それもまた参考にしずらい原因です。

「現代」を生きる「一般人」の「日本人」の出生図を読めるという価値が、おわかりいただけたでしょうか。専門書に書かれている解釈が本当なのかどうか、ご本人に尋ねて答え合わせができる機会でもあります。

 

課題

初心者の方は発言を遠慮しがち

僕は「初心者向けのゆるい勉強会」を目指しています。発言がしやすいようにアーカイブも残さないルールにしていて、毎回のように「初歩的なご質問も大歓迎」と言っていても、初心者の方は発言を遠慮してしまう傾向があります。

反対に、初心者の段階を越えた、ある程度知識を持っている方の方が、たくさんご質問をしてくださいます。感謝です。

しかし、そのご質問の内容を聞いた初心者の方が、「自分の質問内容は初歩的すぎる」と感じて、やっぱり遠慮してしまうというループになっているのかもしれません。僕の勝手な憶測ですが。

 

僕がしゃべり過ぎて講座みたいになってしまう

みなさんの発言回数が減ると、必然的に僕の発言回数が増えてしまい、結果的に8割〜9割くらい僕がしゃべり続けてしまって、講座みたいになってしまうことも多々あります。

「僕を遮って、僕の代わりに解釈してくださる参加者もいるかも」と想定していたのですが、今のところは数名だけです。

ご本人を前にして出生図を解釈する(チャットや言葉でアウトプットする)ことができ、そして即座に答え合わせができる、という場はとても貴重だと思います。

先生が言ったことを聴いて理解する(インプットする)だけが学びではなく、アウトプットも学びです。アウトプットすることで得られるものはたくさんあります。その素晴らしさはアウトプットしてみないとわかりません。

アウトプット回数が増えるほど、技術は向上して自信もつきます。逆に言えば、アウトプットをせずに技術と自信を得ることはできないのではないかと思います。

とはいえ、学びにはそれぞれの段階やペースがあります。「一期一会」の場を、参加者のみなさんが自分なりの方法で有効に使っていただけたら僕は嬉しいです。

今後も毎月2回のペースで開催し続けていきます。
よろしくお願いいたします。

 

前回の占星術cafeに関するツイート

いつも占星術cafeが終了した後は、Twitterで何かをつぶやきたくなります。隅々まで全部解説したいのは山々ですが、守秘義務がありますので、要点だけを断片的に書いています。

 

【最終のお知らせ】2/26(日)は占星術cafe in 大阪

2/26(日)は大阪で初の出張占星術cafeをやります。

前半 10:00〜13:00(残席6名)参加者2名
後半 14:00〜17:00(残席2名)参加者6名
場所:大阪御堂筋線 昭和町駅から徒歩3分のフリースペースです。

前半の方がゆとりがあります。
お申し込みの締め切りは、明日2/25(土)までです!

soranoiroha.jimdo.com