こんにちは。
占星術家の竹内俊二です。
今週末の講座のお知らせを書こうと思ったら、
いろいろ語りはじめてしまった。
- 9/8(土)の講座は「火のサインにある天体」です
- 「自由にイメージして解釈してください」はハードル高すぎる
- 自分の講座も不十分だったのではないかという反省
- 「読める」ための必要十分を詰め込んだ講座
- お知らせ
- おまけ
9/8(土)の講座は「火のサインにある天体」です
今週末の講座は、
「火のサインにある天体」というテーマで、
そのまま、各サインにある天体の特徴を
個別に解説します。
「3つの火のサイン」✕「土星までの7天体」=「全21パターン」
それを4時間でやります。
今日は一日中、そのための事例の選別をしていたのですが
とても迷います。
射手座の月を説明するために、
1つだけ事例を選ぶとしたらどれか。
例えるなら……
「味噌ラーメン」を説明するために、
日本に無数にあるラーメン店から
どれか1つを選ぶようなものです。
その1杯に、
「味噌ラーメン」の全てを代表させなくてはいけない。
本当は5杯くらいづつ
(比喩的に)試食できればいいのですが、
時間の都合上無理です。
それにお腹いっぱいで記憶に残らないかもしれない。
とは言え、いつかはやりたかったこの作業、
実は楽しいです。
いちばん勉強になっているのは僕です。
占星術ソフト「Kepler(ケプラー)」の
検索機能が素晴らしく役立っています。
必ず間に合わせます。
「自由にイメージして解釈してください」はハードル高すぎる
そもそも、どうしてこんなに内容を細かくしたのか。
その理由の1つは、
講座に来られるお客様から
「他で習ったけど
まだ読めるようにならないので来ました」
というお話をしばしば聞くからです。
その原因は、教え方云々ではなく、
そもそも情報の細かさと量が
足りていないからだと思います。
例えば
10種類の天体それぞれの意味と
12種類のサインそれぞれの意味の説明を聞いた。
はい、それでは、
「牡羊座の土星」の意味は?
「射手座の金星」の意味は?
自由にイメージして解釈してください。
と、言われても、
絶対に最初は何も出てきません。
それが普通です。
ハードルが高すぎます。
自由にイメージして作文をする前に、
もうひと段階必要だと思います。
「細かい説明 = 複雑で難しい」
ではなくて、
最低限の手掛かりは必要です。
丁寧に学びたい人は
なおさらそれが知りたいと思います。
(本を見れば書いてあるのですが。)
お客様から過去に受けた講座の概要を伺うと
1日とか2〜3日くらいの短期集中講座が
多いようです。
それだと、まずアスペクトの説明は無理です。
「『あなたが感じたことが全てです』と言って
アスペクトの詳しい説明はありませんでした」
という方もいらっしゃいました。
短期集中ですぐ終わった方が
主催者側としては
フォローなどの手間が省けるので楽です。
また、まっさらな初心者の方の人口が
いちばん裾野が広く多いので、
商売的にも賢いです。
その結果、
「習ってみたけど読めない」
「自由にイメージして解釈できない
(解釈に自信が持てない)」
という方が多いのではないか。
自分の講座も不十分だったのではないかという反省
「他所はダメで、自分だけは別」
みたいな書き方をしていますが、
僕が今までしてきた講座も
短期集中に分類されるのかもしれません。
出生図を読むために
「4時間 ✕ 5回」で組んでいました。
さらに、最初から
「この数回の講座だけでは
おそらく読めるようにはならないと思います。
きっかけにしてください」
と逃げ道を作っていました。
実際、講座は多くの方が満足してくださったのですが
思い返してみると、
何か中途半端なことをしたようにも思えてきて、
ずっと気になっていたのでした。
「次の講座はないのですか?」
というお問い合わせを幾つかいただきました。
それは、サビアンシンボルとかハーモニクスなどの
ハイレベルな手法ではなく、
より詳細な、補助輪となる知識を
指していたのではないかと後から思いました。
「読める」ための必要十分を詰め込んだ講座
それならば、一度自分が納得するまで、
必要と思える内容を全て詰め込んでみよう。
そうして考えたのが
現在、開催中の
「ねこでもわかる占星術講座」です。
予定は以下の通りです。
長いですよね。
出生図を読むための内容だけで、
全部で17回(各4時間)あります。
まるで、耐久レースです。
北アメリカ大陸を馬で横断する
JOJOのスティール・ボール・ランのような。
なぜ、月に1コマのペースなのかと言うと、
そうしなければ、僕の情報整理と資料作成が
間に合わないからです。
本当に、自己満足というか、
ビジネス的には賢くない講座だと思います。
発車してしまった電車に、
途中から飛び乗るのは難しい。
(マンツーマン講座で個別に補うことはできます)
しかし、とても嬉しいことに
全て通しでお申込みくださっている方が
今の所、お二人いらっしゃいます。
自分で作っておいて、驚きました。
ゼロだったら計画自体を見直そうと思ったのですが
いらっしゃるので、
そのお二人の意気込みに応えるつもりで、
僕は最後までやり切ると決めています。
ご参加をお待ちしています。
お知らせ
次回の講座は 9/8, 9/12
「③火のサインにある天体」
9/8(土) 10:00〜15:00
9/12(水) 10:00〜15:00
※ 動画視聴による受講も可能です
マンツーマン講座について
もし、過去の講座を見逃してしまったという方は
割増料金になりますが、
マンツーマン講座もあります。
おまけ
集中して資料作成していると、
Twitterでつぶやきたいことが思いつくのは不思議です。
乙女座の水星、天王星、冥王星は、精密作業+独自性。ある工場の経営者の人にこのアスペクトがあった。手動で加工して細かい部品を作るのだけど、誰も自分と同じ精度で作れないのが悩みらしかった。のび太くんは頭悪いんじゃなく、ありきたりな事に興味が持てないのかも。そもそも月がやる気なさげ。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月3日
出生図で天体がないハウスも進行や経過が補うので「7室に天体がないから出会いがない」等、極端に考えない方がいいです。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日
先日の講座に参加されたある方のお問い合わせ時の配置を見たら、出生図では空の7室を双子座のt月が通過し、3室の水瓶座の金星とトラインだった。偶然ツイートを見つけてくれた。
僕は名古屋に住んでますが、今朝、神社に出かけたら入口付近の木が倒れてました。中も折れた枝とか葉っぱが散乱して、朝から関係者の人たちが片付けされていました。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日
元素の「風」を考えました。
強すぎる風は土にダメージを与える。元の位置から引き離し、バラバラにして遠くに飛ばしてしまう。 pic.twitter.com/o537VwN1NB
占星術を知って良かったことは、自分を無駄に過小評価しなくなったことです。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日
漠然と、極端に「自分に誇れるものが何もない」と考えていた時がありましたが、誰の出生図にも必ず天体は10個あり(8個しかない人はいない)それが「何か」固有の意味や価値を持っている。その前提に勇気づけられました。
オワタ\(^o^)/と思っても、その先の未来の配置を出すことができます。「何か」が、占星術の理論上は常に想定されている。簡単には終われない。同じ状況が永遠に続くことはない。その前提は、時に救いになります。2日半でトランジットの月のサインは必ず変わり、そこでまず気分が変わる。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日
開運という言葉があります。「運が開け、幸せに向かうこと」らしい。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日
占星術の何かを知っていることが、直接それに貢献するかは分かりませんが、納得を助けます。
今まで〜今の自分に納得し、これから先の道を納得して選択して進む人は、小さな浮き沈みに振り回されない。それは間違いなく幸せです。
月はその人の普通であり、安心して快適に暮らすための最低限度の欲求です。それが満たされないと心身が疲弊し、生きる意欲が低下します。月の欲求の充足は0のラインを保つことで、それ以上の充実感ある人生を作るのは太陽です。月ばかりしていたら0以上に上がれず、0以上の輝いてる人が妬ましくなる。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年9月5日