ねこちゃんの占星術

ねこちゃんの視点で占星術の面白さを語るブログ

2/5(日)から占星術の基礎講座をスタート、音声と文章で紹介しました

こんにちは。
占星術家の竹内です。

今週末の2/5(日)から占星術の講座をスタートします。
出生図を学ぶための基礎的な講座です。

soranoiroha.jimdo.com



講座について「Twitterスペース」を使って、音声で紹介をしました。

▼こちらから聴くことができます。

 

その要点を以下に文章でまとめました。(追記した箇所もあります。)
講座の受講を検討されている方は参考にしてください。

 

講座の概要

  • 現代占星術のルールに従って、出生図の読み方をお伝えする講座
  • 2時間×8回
  • 毎週土曜日 or 日曜日、月に2回のペースで進む
  • 受講方法:ZOOMか名古屋、どちらでも可能
  • アーカイブ動画あり(専用サイトにて2週間視聴可能)
  • こだわりの資料付き
  • 質疑応答は何回でも可能(メールで対応、専用サイトにアップ)

 

どんな人向けの講座か

  • 初めて占星術を学ぶ人
    • 占星術の山を登っていくために、「必要十分な道具」「長く使える道具」を揃えていただきたい。僕はその案内者でありたい。
    • 必要十分な道具:ホロスコープを読むために、たくさんの道具は不要。道具を揃える途中で、挫折してしまったらもったいない。やってみる(読んでみる)、そして「当たってる!面白い!」と感じられることがとても大切。
    • 長く使える道具:耐久性がある。信頼でき、安心感がある。使い込めて、応用できる。講師の独自カラーが強すぎると応用が効かない。僕の説明や資料には、参考資料の出典が全て書かれている。そのため、興味を持った方は各自で出典を当たることができる。

  • 既に他の先生から学んだことがある人、プロの占い師
    • 過去の講座の参加者の傾向として、これは比較的多め。
    • 学ぶ人と先生には、相性の良し悪しがある。有名で人気のある先生が、必ずしも自分に合うとは限らない。
    • 占星術の学びには時間がかかる。学びには「段階」「タイミング」がある。過去の学びが下地となって、新しい学びの機会にそれが生きて、点と点がつながったり、よりバランスよく理解できるかもしれない。

前回の講座(2021年に開催)との違い、その他

  • 現在、WEBサイトには2021年に開催した動画講座(全12回 ねこでもわかる占星術講座 ネイタルチャート編)がある。
    • それは近々終了する予定。
    • ただし、現在、旧講座を受講中で、引き続き旧受講の受講を希望される方は受講可能。個別に対応いたします。

  • 講座の回数:前回は全12回 → 今回は全8回。コンパクトにした。
    • ホロスコープを読むためには直接的には関係しない、裏付けや前置きの説明を減らす予定。
    • カリキュラムから「総合的な読み方」という項目を外した。実践から学ぶための場として、昨年から「ねこちゃんの占星術cafe」をスタートした。それを活用することで、相乗効果が得られるはず。

      基礎理論を学ぶ → 占星術講座
      実践から学ぶ → 占星術cafe

      soranoiroha.jimdo.com

 

  • 有名人の出生図を使った説明の扱い → 減らす
    • 以前の講座では、有名人の出生図から説明に該当する部分を切り出して説明をしていた。例えば、「◯◯座に太陽があるのはこの人物」「◯ハウスに月があるのはこの人物」などというふうに。しかし、頑張ってやってみた後で、それはとても不自然だと感じた。ホロスコープを正しく読むためには、「全体」の中で「部分」の意味を考える方が自然。
    • 有名人の出生図は一般人の出生図と比較して、社会的な影響力やスケール感が違い過ぎるので、どの配置を見ても「スゴイ配置!」と錯覚してしまいがち。
    • 有名人よりも僕が過去に読んだクライアントや知人、あるいは参加者の出生図の要素をエピソードとして紹介する方が、「わかいやすさ」という点では適切ではないか。

  • 早い段階で、講座の参加者同士の「オフ会」を開催する予定。自由参加。他にどんな人たちが学んでいるのか?がわかると、モチベーション維持につながるかもしれない。

僕がいつも考えていること = 読む「楽しさ」を伝えたい

  • 僕にとっての楽しさとは、「当たってる!」と感じた瞬間。つまり、ホロスコープに示された配置と具体的な特徴が、ピタリと合致していように感じられた時。
  • 教える側の楽しさ = 講座を開催する過程で知識が整理されたり、新しいホロスコープを読む時には、必ず発見がある。それは楽しい。それとリンクして、資料も改定されていく。

「読めない」「難しい」と感じるのはなぜか

  • 教える先生が直感的、感覚的(詩的)な、自由な読み方をされる方だとすると、「天体配置」と「解釈」の間の論理的な関連性がショートカットされがち。すると、どのように解釈したのかがわかりにくい。

  • ホロスコープの中の要素を、バラバラに、機械的に、目についたところから解釈している可能性。
    • 例えば、サインの話ばかりに注目しすぎる、トランスサタニアンを神格化しすぎる、アスペクト自体をスルーしてしまうなど。
    • そのホロスコープの中の「主役」と「モブキャラ」を正しく見分けることができていない。

  • 天体やサインなどの「象徴」を、キーワードの羅列や簡易的な一覧表だけで解釈しようとしている可能性。限定的、決めつけ的に押し切ってしまうと先入観や偏見が強まり、見落としが生じて、「ハズレ」になることが多々ある。

解決策、何を理解すれば読めるのか

  • 基本の要素(天体、サイン、ハウス、アスペクト)を、根拠や他の要素との関連性の中で理解する。対比しながら、類似点と相違点を見出していくことはとても有効。

  • 1枚のホロスコープをバランスよく読む上での「優先順位、強弱」を理解する。
    • 注目ポイント、目立つ位置にある天体 → 個性を説明する上で重要
    • それほど注目しなくていいポイント、目立たない位置にある天体 → 個性を説明する上であまり重要ではない

  • アスペクトの解釈の組み立て方、ルール(僕の経験則的なもの)を理解する。
    • 「天体、サイン、ハウス、アスペクトの種類」という複数の情報を、どのように結びつけるのか。その中で何が重要なのか。
    • 複数のアスペクトが混在する中で、どれに注目するのか。矛盾するように見えるアスペクト同士を、どのように交通整理するのか。

  • 天体配置を具体的な人物の特徴と照合しながら理解する。
    • そうすることで、お決まり的なキーワードの羅列止まりの抽象的な理解ではなく、具体的なイメージと結びつけることができる。
    • 複数の具体例を参照することで、「Aの天体配置を持つ人には、必ずBという具体的な特徴を持つ」という、狭い先入観を排除できる。Bには常に多彩な現れ方がある。
    • (ただし、講座の中では具体的なホロスコープを説明する時間はほとんどないので、「ねこちゃんの占星術cafe」にもご参加されることをオススメいたします。)

率直な気持ち

  • いろんな先生方が占星術の講座を開催されている。とても良い日本語の専門書が出ている。その中で「僕が講座をやる意味は何か」「やる価値はどんな所にあるのか」と毎回考える。
  • 「学ぶ人と先生には相性がある」「絶対的に良い先生がいるというわけではない」と考えると、占星術に関する僕の経験やアプローチが、役に立つ人もいるはず、と思えてくる。
  • 僕の講座が「占星術の入口」になる人もいれば、他の先生が「占星術の入口」になって、僕がその先を案内者として抜擢されているかもしれない。いずれにしろ、占星術の面白さを感じたり、それをさらに深めたりする機会を作ることができたら嬉しい。