依頼者がいるから、僕は占星術家であり続けられる
今月の半ばから、約5ヶ月ぶりに占星術セッションを再開しました。5月は合計6名の方からご依頼をいただき、ホロスコープを解釈させていただきました。ありがとうございます。
やっぱり占星術は面白い!
そして「依頼者がいるから、僕は占星術家であり続けられる」と感じました。
占星術セッションの前は、いつも2時間以上は準備をします。頭に知識は入っていても、「読めるかな……」「これはどうやって解釈するんだろう……」と未だに不安になるので、本や過去の実例を検索したりして、下調べをします。しかし、その段階では結論が出ません。できるのは、やんわりと解釈のヒントを集めるところまでです。
そして、開始時間がやってきていざ読み始めてみると、準備中にはつながらなかった点と点がつながっていき、テンションも上がっていき、結果的に「読めている」状態になります。これはいつも不思議です。
対話から得た具体的な情報が解釈の手がかりになるのか、セッションという集中した「場の力」のおかげなのか。それとも、僕の真剣な問いかけに、天(ホロスコープ)が答えてくれた結果なのか。
いずれにしろ、僕は対面で真剣にホロスコープを読む機会があるお陰で、占星術という不思議なものが「実際に存在していて、機能している」と信じることができます。本だけでは決してわからない、人間や人生のリアリティに触れながら、貴重な知識を得ることができます。その場で偶然自分が思いついてしゃべった解釈から、自分自身が学んでいます。不思議です。
さらに、お客様からの反応を通して、僕は自信を得ています。要するに「ホロスコープのが読める」という自信です。
その自信は、独りで自己生成することができない。本や講座に参加しても得られない。ご依頼をいただき、対面してホロスコープを読むという行動だけが、結果的に僕に自信をもたらしてくれます。
それはすごいことです。いろいろな占星術師がいる中で、何らかのルートで僕を知って選んでくださっている奇跡的な状況。それは本当にありがたいことです。
ご感想をブログで紹介していきます
これからはお客様からいただいたご感想を、ブログで紹介していくことに決めました。僕の占星術セッションに関心を持った方が参照する情報を増やして、受けやすくしたいという宣伝の目的もありますが、それ以上に自分のためです。せっかくいただいたご感想を、さらっと流してしまわずに受け止める機会を作るためです。
今までの僕は、占星術セッションをどこか「業務」ととらえていました。「嬉しいご感想に嬉しがっているのは、まだまだプロじゃない」「クールに淡々と質の高い仕事をしていくのがプロ」「感謝されて普通」みたいな、謎のひねくれカッコつけキャラになっていました。笑。
それはお客様からの感謝の気持ちを、全然受け止めていない姿勢だと反省しました。だから疲弊してお休みが必要になったのかもしれません。
せっかく時間をかけてご感想を書いてくださった。それを書いたのは、心を持った人間である。それならば、僕も心を持った人間として、素直に「ありがとうございます!!」と伝えるのが、自然ですよね。そのように考えを改めたのでした。
占星術セッションは、僕にとっての占星術の原点です。同時に、自分が占星術家であり続けるために、欠かすことのできない取り組みです。
これからもよろしくおねがいします。
おまけ:「マイクラ」の話
昨日は #マイクラ で僕の世界にいけだ笑み先生が遊びに来てくれて、とても楽しかったです!
— ねこちゃんの占星術/竹内俊二 (@soranoiro333) 2022年5月23日
夜は敵に襲われて死ぬので、死なないために壁と屋根で家を作る。その安心感はすごい。しかし、次はもっと頑丈で快適な家が欲しくなる。食糧も必要。人間の営みの縮図みたいなゲームです。#ねこちゃんピオン pic.twitter.com/zabpmRJs81
最近、マイクラ(マインクラフト)というゲームをやりはじめました。ホラ研でいけだ笑み先生が話していたことがきっかけでした。
他者を通じてしか、自分が何者かを知ることはできないの法則w
— いけだ 笑み (@emi0711) 2022年5月25日
わたしは自分が羽を付けていたことを、竹内さんからご指摘いただくまですっかり忘れており、一人で遊んでいた期間いかに自分を見失っていたかを知りました。
— いけだ 笑み (@emi0711) 2022年5月25日
1人でプレイしていると基本的には主観目線なので、自分自身のキャラクターの姿がわかりません。しかし複数人プレイをすると、相手からは自分の姿がはっきりと見えます。
深いですよね。第1ハウスと第7ハウスの関係性のようです。お客様とその反応があるから、僕は占星術家であることを自覚できます。相手は常に私自身を知るための鏡です。