ねこちゃんと占星術

ねこがちゃんと占星術しているブログ

「5度前ルール」についての考察。結論は「天体がカスプから遠い場合は両方のハウスを考える」

f:id:nekochan_pion:20180710154642j:plain

こんにちは。
占星術家の竹内です。

出生図の天体が
どのハウスに入っているのかを考える時に
「5度前ルール」というものがあります。
それについて、あれこれ考えました。


 

 

「5度前ルール」とは

「天体がハウスの入口(カスプ)から
 5度よりも手前の範囲にある場合は、
 次のハウスに入っているとみなす」
というルールです。


ハウスの終わり際にある天体を見ます。

僕の出生図の場合は◯をつけた箇所は、
「5度前ルール」を採用すると
ハウスが変わります。

f:id:nekochan_pion:20180710123605j:plain



火星の部分だけ拡大してみます。

f:id:nekochan_pion:20180710123801p:plain


・火星 → 乙女座 04°49′

ホロスコープをそのまま見ると
火星は5ハウスにあります。

しかし、6ハウスのカスプは「乙女座 07°06′」
ここから5度手前を計算すると「乙女座 02°06′」です。

5度前ルールを採用するとすると、
「乙女座 02°06′」よりも後にある天体は、
6ハウスに入っているとみなされます。
すると、火星は6ハウスになります。



「5度前ルール」の根拠は何か、考え始めた

僕は今まで、特に疑問も持たずに
この5度前ルールを採用して
ホロスコープを読んでいました。

それで困らなかったし、
実際に伺うお話の内容と
合致するケースが多かったからです。

しかし、ある時のホロスコープ読み練習会で、
「5度前ルールを採用せずに
 両方のハウスを検討している読んでいる」
という方がいらっしゃいました。

それから、僕は5度前ルールについて
考えるようになりました。

上記の僕の火星は
5ハウス的に働く時と、
6ハウス的に働く時があるように思います。
どっちで考えたらいいのか。



トランジットで「5度前ルール」を考えてみる仮説

トランジットの月が
出生図の火星に近づいていく時を考えます。


前提として、出生図とトランジットの関係(持論)

僕は、出生図の天体は
常に同時に全ての天体が働いているのではなく、
「トランジットが何らかのアスペクトを作ることで、
 スイッチが入り、個別に、部分的に動く」
と考えています。


トランジットは全部で10個天体があります。
日々、出生図に対して様々なアスペクトが
できては消えていきます。

トランジットのアスペクトを
出生図が手応えとして反射する都度、
出生図の天体を実感するのだと思います。

これは日々自分の三重円を観察していて
思ったことです。


図1

f:id:nekochan_pion:20180710133156p:plain

円のホロスコープを、線状に引き伸ばした図です。
(上記の僕の出生図です。)
6ハウスのカスプの左側に出生図の火星があり
そこへトランジットの月が近づきます。

トランジットの月は最も地上に近い天体なので、
直接、現象に結びつけたり、
その日の気分や体調にも関係します。
 

図2:【5ハウス】の現象として出生図の火星が表れる

f:id:nekochan_pion:20180710133920p:plain

ある時から、
出生図の火星とトランジットの月が
コンジャンクションになります。

これまでいろいろ観察してみた結果、
僕は出生図とトランジットのオーブは
3度が妥当と考えています。

トランジットの月は5ハウスにあります。
そのため、5ハウスの出来事や現象として
出生図の火星が表れてくると思います。


図3:【5ハウス】の現象として出生図の火星が表れる

f:id:nekochan_pion:20180710140200p:plain

トランジットの月が
出生図の火星の位置を通り過ぎます。
しかし、まだコンジャンクションの圏内。

トランジットの月は5ハウスにあるので、
引き続き5ハウスの出来事として、
出生図の火星が現れてくるはずです。


図4:【6ハウス】の現象として出生図の火星が表れる

f:id:nekochan_pion:20180710141038p:plain

トランジットの月が6ハウスへ。
しかしまだ出生図の火星とのコンジャンクションの
圏内であると考えると、
火星は6ハウスの出来事として
表れてくるのではないでしょうか。

出生図の影響をトランジットの天体に
スイッチを入れつつ、
現象面は5ハウスから6ハウスへ移る。


しかし、そもそもの話ですが
異なるハウス分割方法を選ぶと、
アングル以外のカスプが変わってしまいます。
そしてどのハウス分割方法が正しいのかは
分からないので、
ハウスの境目は曖昧です。
 

結論

僕は、最近は、
天体がカスプから遠い場合は
両方のハウスを考えるようになりました。


もっと言えば、
その時のトランジットの配置によります。

動きの遅いプログレスの影響もあり得ます。

それが十何年かけて数度進み、
カスプに近づいていることも考えられます。



「5度」を境目にして、
どっちのハウス?とすっぱり分けないで、
グラデーション的に考えた方が自然です。

カスプに天体が近いか、遠いかによって
どちらのハウスの期間が長いのかが
変わってくると思います。



図で説明すると以下の通りになります。

カスプに天体が近いほど、
後のハウスの現象として表れる期間が長い。
(=「5度前ルール」の通りに表れる期間が長い)

f:id:nekochan_pion:20180710145037p:plain

 

カスプから天体が遠いほど、
前のハウスの現象として表れる期間が長い。
(=「5度前ルール」が当てはまらない期間が長い)

f:id:nekochan_pion:20180710145046p:plain


もしも、何かのトランジットの天体が、
6ハウスカスプよりも手前で逆行を開始したとすると、
5ハウス側で火星が現象として表れる期間が
とても長くなるはずです。

5度前ルールでは
火星は6ハウスに入るとしても。

それが例えばトランスサタニアンだったら、
 非常に長期間、5ハウス現象として
火星が表れ続けると思います。

(まだ確かめていないので、
 「思います」としか言えませんが。)


以上です。

 

おまけ

このブログを書き始めた今日は、
トランジットの月が双子座にあり、
乙女座の火星に対してスクエアでした。

f:id:nekochan_pion:20180710152005p:plain


この記事は5ハウス的です。
やらなきゃいけない仕事が他にあるのに、
それをほったらかして
どうしても気になって書いた。
自己満足な内容だからです。