ねこちゃんの占星術

ねこちゃんの視点で占星術の面白さを語るブログ

占星術セッションを一時的にお休みします。その理由など

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こんにちは。占星術家の竹内です。
占星術セッションを一時的にお休みしています。
その理由などについて書きます。

 

理由

1.今までとは違った読み方を検証したいから

占星術にはいろいろな考え方や手法があります。その中のどれが「正しい」「当たる」のかはわかりません。たぶん、人それぞれに合う考え方や手法があるのだと思います。

それらの中で、僕は占星術を知った初期に偶然出会った考え方や手法を核として、いろいろなチャートを読み続けてきました。それが経験則として蓄積された結果、なおさら僕にとっては確かで信頼できるものになっていきました。

しかし、その経験則的な知識は偏っているという自覚があったので、昨年(2021年)の占星術講座を開催する過程で、ところどころで何人かの研究者の書籍を参照して比較検討をしました。そうして自分を客観視したかったのでした。

占星術講座の準備は毎回非常に大変でしたが、中身はよいものになったと感じました。ですが、自分を客観視することは難しかった、というか無理でした。自分がずっと採用し続けている考え方や手法を正当化したいバイアスが常に働いているわけなので、どうしても「自分が信じているものがベストだよね」という結論に至ってしまうのでした。

それは、占星術セッションを「今まで通り」に行うためでもありました。限られた時間で意味の通った解釈を伝えるためには、自分の読み方を絞っておく必要があります。「この部分はいろいろな読み方ができますが、その中でどれがベストなのか僕には判断できません」と言い始めたらキリがないです。それは正直な態度かもしれませんが、有料でお申し込みいただいているお客様への対応としては、適切でも親切でもありません。

つまり占星術セッションを続けている限りは「今まで通り」のやり方に引っ張られてしまうので、読み方を変えることが難しいです。しばらくは、今までとは違った読み方を検証してみたいです。


2.「最大3時間」は負荷が大きいから

僕は2018年の3月に占星術セッションの料金を「1.5時間~3時間まで一律16,000円」に変更しました。それから2021年末までに、360件以上行ってきました。

なぜ最大3時間なのか。対話を通して情報収集がしたかったからです。1.5~2時間もあれば、おおよその要点を伝えられます。しかし、それだと十分に相手の反応を伺う前に時間切れになってしまい、何も情報が蓄積できません。

当たり前だと捉えている知識は、本当に機能しているのか。「当たってる」のか。実際どのように表れているか。それを確かめられる相手のリアルな反応や言葉は、僕の貴重な宝でした。不確かなものだらけに見える占星術の世界の中で、その手応えだけは確かでした。それは僕の経験則となって蓄積されました。それは良かった。

しかし、3時間は大変でした。最初は「長時間は相手も疲れるだろうから、終盤は雑談だろう」とゆるく考えていましたが、いつの頃からか、ぎっちり3時間説明しないと僕の気が済まなくなってきて、そのために「3時間話すために、2時間の事前準備をする」という時間配分が僕の中でパターン化しました。

その結果、占星術セッションは時間と労力の両方で制約が大きく、1日1件が限界になりました。終了後は疲れて脳が停止するので、別の仕事が何もできなくなります。占星術講座の準備や、昨年から始めた芸術大学の通信教育(京都芸術大学の芸術教養学科)の勉強などと並行するには、無理があります。

なので、時間はもう少し短くします。

 

3.占星術セッションによる経験則の価値が減ったから

占星術セッションを通して得た経験則は、僕個人にとっては価値が高いです。しかし、同じ経験をしていない人にとっては、同等の高い価値はないと考えるようになりました。

例えば、占星術講座で僕しか知らない一般人の実例を(個人情報を伏せて)出しても、参加者の方々にとっては「それ誰やねん」「知らんがな」です。

それよりは、偉人や有名人の実例の方が、実例としての価値が高いし親切だと感じるようになりました。ネットや書籍などで、全員が事実関係を調べられるからです。

今後は偉人や有名人(個人的に好きなジャンルは芸術家)を研究して、講座の例としての引き出しを増やします。僕は教養が少ないので時間はかかりますが。その時間を作るためにも、占星術セッションの時間と回数も減らそうと考えています。

 

いつ再開するか

すみませんが、今のところは未定です。
再開する時には、ブログ、SNS、WEBサイトにてお知らせいたします。

 

補足

1月3日の新月

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これは今月1月3日の山羊座の新月と、僕のネイタルチャートの二重円です。僕のMCと新月がぴったり同じ度数でした。

「職業や社会の中の役割(MC)に関する新たなスタート!(新月)」、と想像するかもしれませんが、実際は仕事が完全に停止していました。

それどころか「この先、どうやって占星術をしていったらいいのか全然わからない」「今のままでは続けていけない」という状態になりました。昨年の占星術講座がようやく一区切りした直後の、後遺症みたいなものだったのかもしれません。不安で、精神的に落ち込んで、SNSも完全に停止していました。

それが満月(1月18日)あたりで、自分の中でひとまず決着しました。占星術セッションのやり方を変えねば、と思い立ったのもそのあたりでした。結局は「職業や社会の中の役割に関する新たなスタート!」ですね。

この時期のことは、また改めて書こうと思います。

ついでに、今は僕の第10ハウスをトランジットの水星が逆行しています。これも職業に関する見直し、再検討です。