こんにちは。
占星術家の竹内です。
僕は朝に『アスペクト解釈大辞典』という本の
読書会をしています。
※ 現在は「一人読書会」として開催しています。
先日読んだ箇所で
150度（クィンカクス）の例え話が面白かったので、
僕も考えてみました。
イメージ遊び。頭の体操です。
150度とは
「折り合いのつかなそうな
一見ミスマッチに見える2つを
努力や訓練、あるいは改造によって
意識的に、後天的に結びつける」
というアスペクトです。
150度の位置関係にあるサインは
エレメントが
「火×土」「火×水」「風×火」「風×水」
という対照的な組み合わせになることが多いです。
また、クオリティも違います。
それがミスマッチ感の根拠です。
でも、それを何とかして結びつけようとする。
その不自然さがむしろ面白みを生みます。
ちなみにアスペクト解釈大事典に載っていた表現は
以下の通りです。
以前は、150度のアスペクトを説明するための例として、「肉じゃがをつくるサイボーグ（蟹座と水瓶座）」とか、「尺八を教えるテキサスの男（蟹座と射手座）」などというイメージで説明していましたが、このミスマッチな感じは、人間の可能性を拡大させてくれます。実際に、今の時代、それらが一番流行しています。渋谷のヒカリエで、京都のガマ口が売られているようなものです。
（P663）
牡羊座と乙女座のセットを、私は「ビジネススーツを着たターザン」などと説明していましたが、通常ならば我慢がならないようなものを、訓練課題として受け入れ、やがては、上手く使いこなすのが150度なのです。
（P664）
蟹座の火星は外に意志が出てきません。家族内でのみ強気かもしれません。しかし、射手座の木星と150度であれば、学校とか海外で意志表示す場が与えられ、蟹座の火星は親しい間の人々に囲まれている時のみ何かいうことができるのに、外国人に囲まれたところで何か言わなければならなくなる。こうしたものは一番面白いのではないでしょうか。
（P644）
『完全マスター西洋占星術Ⅱ』にも、
サイン×サインのアスペクトの意味を
解説しているページがあります。
しかし、それを参考にしてしまうと、
答えを見たのと同じになる気がするので、
見ないで書いてます。
サインとサインの150度
牡羊座と乙女座
- 徐行運転するレーシングカー
- チェーンソーで鉛筆削り
勢いとスピード感のある荒っぽいもの（牡羊座）が
精密な動き（乙女座）ができるように訓練する。
要求に応えて働く（乙女座）。
- オオカミに育てられた少年
しつけられて育った人（乙女座）を
野に放って本能や自発性を取り戻させる（牡羊座）。
牡羊座と蠍座
- 野生のトラを猫のように手なづけるムツゴロウさん
自由に生きる存在（牡羊座）に密着する（蠍座）。
信頼関係を築く（蠍座）。
よーしよしよし。
- 里親
元々は縁もゆかりもない者同士（牡羊座）が
血縁と同様の固い絆で結ばれる（蠍座）。
- 臓器移植手術
自分の中で完全に一体化していたもの（蠍座）を
個別に切り離す（牡羊座）。
牡牛座と天秤座
- インスタ映えするセレブな八百屋さん
- 野菜の彫刻、寿司アート
五感や内側の実感として感じるもの、
食べ物や素材そのもの（牡牛座）を
外観からも整える。飾る（天秤座）。
- 農作業しながら合コン
- 体感型のシアター
表面の見える部分を
客観的に捉える（天秤座）だけではなく
感触や実体験を通じて味わう（牡牛座）。
牡牛座と射手座
- 美声で読経する僧侶
抽象的な概念や思想性（射手座）を
美的な感性（牡牛座）を通じて表現する。
- 宗教画、賛美歌
高尚な、しかし複雑な考え方（射手座）を、
目に見える、感じられるようにする（牡牛座）。
- カリフォルニアロール
海外で受け入れられるように（射手座）
工夫された食べ物（牡牛座）。
双子座と蠍座
- Yahoo知恵袋で人生相談をする。
表沙汰にできない秘密や重い話題（蠍座）を
誰でも簡単に見れる場所に公開する（双子座）。
- 100均のアイデア商品の大ヒット
ちょっとした発想の転換（双子座）が
寄せ集まって大きなパワー（蠍座）になる。
- コミケに出店する叶姉妹
一般の人たちと横並びですぐ隣にいる（双子座）
階級の違うセレブ（蠍座）。
双子座と山羊座
- 自転車で選挙活動
政治的、社会的に影響力のある人（山羊座）が
町中のご近所を軽装で動き回る（双子座）。
高い山から平地に降りてくる。
- 古事記の現代語訳
伝統的な古いもの（山羊座）を
馴染みのある今風の表現にする（双子座）。
噛み砕いて、興味を持ちやすくする（双子座）。
- うんこ漢字ドリル
地味にまじめに積み重ねていく活動（山羊座）に
ユーモアを交えておちゃらける（双子座）。
とっつきやすい表現に編集する（双子座）。
イメージ遊び、頭の体操というよりは、
本格的な占星術脳のトレーニングになってしまった。
その２へつづく。
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