こんにちは。
占星術家の竹内俊二です。
5/23に頭をケガしました。
その時のホロスコープを検証します。
- ケガした時の状況
- 「ネイタル ✕ トランジット」について前置き
- ①「N月」✕「T火星」スクエア
- ②「N月」✕「T天王星」コンジャンクション ②'「T火星」✕「T天王星」スクエア
- ③「N火星」✕「T太陽」スクエア
- ④「T月」が6ハウスにある④'「T月」✕「T海王星」オポジション
- ⑤「TのASC」✕「N太陽」コンジャンクション 「TのMC」✕「N土星」コンジャンクション
- 要点と思われる配置
- お知らせ
ケガした時の状況
以下は5/24のFacebookへの投稿からの抜粋です。
昨日5/23の19:30頃、
知人宅の玄関の石段を降りた時に
車の開いていたバックドアに気づかず、
その角で頭頂部を強打しました。
日没後で辺りは暗く
雨が降っていて視界が悪かったことと
前日の睡眠不足でぼんやりしていたことが原因です。
強い打撲の痛みで数分間動けなくなりました。
意識を失うことはなく
出血は滲む程度だったのですが、
2cm程のぱっくりとした傷口が
できていたらしいです。
知人の車で夜間の救急外来へ行き
応急処置を受けました。
具体的には傷口付近の髪の毛を切り、洗浄して
医療用のホッチキスで3ヵ所固定しました。
麻酔なしでした。
頭部のCTスキャンを撮り、診察の結果、
内部に目立った異常は見られない
ということでした。
本日は予定していた大阪の出張セッションを
延期させていただき、
外科に行って診察を受けました。
問題なしでした。
図説すると以下のような状況です。
額ではなく頭のてっぺんをケガしました。
「ネイタル ✕ トランジット」について前置き
トランジットは今現在の配置であり、
日々変化していく外的要因を表します。
「出生図(ネイタル) ✕ トランジット」の
アスペクトからは、
現在の配置の影響が個人に対して
どのような影響を与えているのかを
読み取ることができます。
※ これ以降は、以下のように省略して書きます。
出生図(ネイタル) =「N」
経過図(トランジット) =「T」
特に、体や健康に関係した変化は、
N月に対するアスペクトとして現れることが多いです。
N月は最も地上に近い天体、衛星であり、
自然体の状態や生活スタイルを表すからです。
ですが、その他にも、
N太陽、N土星、ASCなどへのアスペクトが
体や健康の変化を表していた例があります。
最近の僕の例で言うと、
射手座のN太陽に対して
T火星がコンジャンクションになった時に、
歯痛になりました。
前置きはここまでにして、
ホロスコープを見ていきます。
①「N月」✕「T火星」スクエア
これはケガっぽい配置です。
T火星には、事故やケガという意味もあります。
それがN月の身体に作用する。
スクエアなので、横槍です。
しかし、火星自体が
常に悪い天体という意味ではありません。
アスペクトや場面によります。
トランジットの天体によるスクエアは
不意に、予期せぬタイミングで
横槍的に影響が割り込んできて、
勢い余って切り替わります。
片側の天体が割り込んでくると、
もう片方の天体は
いつも通りの決まった姿勢をストップして
変更を余儀なくさせられます。
いつもの生活を繰り返し維持しようとする月に
火星が割り込んだことによって
安心な状況をストップさせてしまった形です。
月が傷つく、ということでもあります。
「土」に対する「風」のスクエアと考えると、
一箇所に固まってじっと動かない土を
風は吹きさらしの場所に放り出すとか、
振り回す、バラバラに分散させる、消耗させる
といったイメージが湧きます。
火星は水瓶座、10ハウスの終盤にあります。
これはお仕事上の緊急連絡です。
翌日の大阪出張セッションは延期して、
日程変更をしました。
②「N月」✕「T天王星」コンジャンクション
②'「T火星」✕「T天王星」スクエア
これはややオーブ緩めです。
T天王星とN月は約5度離れているので、
直接的な影響ではないように思います。
(僕はN ✕ Tのオーブは3度以内で見ています。)
それよりも、この場合は
T天王星がT火星にスクエアを作っている
ということの方が大事だと思います。
こちらはオーブ約2度のスクエアです。
T火星に対して
T天王星が突発性やインパクトを加えます。
自由と反抗心を表す配置でもあります。
余談ですが、
5/23に救急外来から帰ってテレビをつけたら
日大のアメフト部のコーチと前監督の会見が
放送されていました。
「真相が顕になる、情報の拡散」=水瓶座、天王星
「スポーツ、ラフプレー」= 火星
という見方もできるので、
水瓶座の火星と天王星のスクエアな
できごとに思えます。
③「N火星」✕「T太陽」スクエア
N火星は5度前ルールで考えると6ハウスにあります。
6ハウスは健康や免疫力も表します。
また、N火星はN月とトラインなので
N月の身体に影響を与えている天体です。
月・火星のトラインは、
立ち直りの早さ、回復力などを表しますが、
その火星の注意が逸らされているような配置に
見えないこともありません。
間接的な要因です。
T太陽は1年でホロスコープを一周するので、
これは毎年この時期にできあがる配置です。
僕は毎年5月末〜6月初め頃に、
何故か出張することが多いです。
T太陽(2ハウス、双子座)が出張だとすると、
そのために実務面で働くN火星です。
いつも準備は直前で、どたばたします。
出生図を具体的に理解するには、トランジットを観察するといいです。例えば、出生図の何かの天体に対してt太陽が合になる数日間は、その天体に意識的に光を当てて活性化させる、頑張ってその天体に取り組む期間です。同時にその出生図の天体のサインとハウス、その天体が持つアスペクトも体験される。
— 竹内俊二 (@soranoiro333) 2018年5月26日
④「T月」が6ハウスにある
④'「T月」✕「T海王星」オポジション
T月は10天体の中では最も動きが速いです。
そのため、特定の「その日」の様子を読むには
T月に注目します。
(意識的に取り組む方向性はT太陽です。)
T月のサインやT月が作るアスペクトは、
その日の雰囲気に関係します。
「具体的にどんな場面でできごとが起こるか」は
T月が通過するハウスで見ます。
T月は健康状態などを6ハウスにあるので、
確かに健康がテーマの日ではあります。
T月は、POF(パートオブフォーチュン)と
オーブ約1度のコンジャンクションです。
(POFは非表示にしてます)
POFは「物質的な豊かさ」を表すらしいですが、
このケガとどう関連しているのか。
まだよくわかりません。
トランジット同士のアスペクトを見てみます。
T月とT海王星がオポジションの日です。
夢や想像がどんどん広がる日。
ぼんやりした日。
僕は前日に出張の準備で寝不足でした。
ぼーっとして注意散漫だった、というのは
このケガに直接関係しています。
他には
T月とT冥王星がトライン
T月とT水星がトライン
という形もあります。
冥王星のトラインは、
根本的な修復、再生力です。
大事に至らなかったのはこれです。
出張の予定が全部キャンセルにならずに済んだのも
これかもしれない。
奥さん的確な判断で知人に連絡してくれたこと
知人が即座に救急外来を探して
連れて行ってくれたことは、
水星のトラインっぽいです。
⑤「TのASC」✕「N太陽」コンジャンクション
「TのMC」✕「N土星」コンジャンクション
僕は普段はトランジットのASCとMCは
正直、全然見ていないので
意味があまり分からないのですが、
表示してみたら
ぴたりと主要な天体に重なっていたので驚きました。
ASCとMCは4分で1度動きます。
また、場所によっても大きく変わります。
「この瞬間」「この場所」が、
この出生図の持ち主にとっては
何か特別な意味がある
ということだけは伝わってきます。
要点と思われる配置
いろいろ書きましたが、
ケガを表す配置と思われるのは
以下の2つだと思います。
「N月」✕「T火星」スクエア
→ 身体にダメージ、イライラ落ち着かない
「T火星」✕「T天王星」スクエア
→ 突然の予定変更・キャンセル
「T月」✕「T海王星」オポジション
→ ぼーっとしてる日
以上です。
ケガの瞬間のトランジットのみのホロスコープも
書こうと思いましたが、
長くなったのでひとまず終わりにします。
中年の危機のアスペクト
(「N冥王星」✕「T冥王星」スクエア)が
この件には何も関係していなかったのが意外です。
お知らせ
ホロスコープ読み練習会「ねこ道場」(オンライン)
ホロスコープ読みの練習をする会です。
本で調べてみてもよくわからない、
という疑問点を解決します。
読みたいホロスコープをご用意ください。
オンライン環境はZoomを使用します。
5月〜6月の個人セッション可能日時(Skype・名古屋)
5月31日(木)16:00〜21:00
6月2日(土)14:00〜21:00
6月3日(日)9:00〜21:00
6月4日(月)9:00〜21:00
6月6日(水)19:00〜21:00
6月7日(木)9:00〜21:00
6月10日(日)9:00〜21:00
6月11日(月)9:00〜21:00
6月13日(水)9:00〜21:00
『アスペクト解釈大事典』一人読書会
僕が一人で読書した動画を
Facebookグループに少しづつアップし、
その動画を各自で視聴しながら
進めていく形の読書会です。
今後のグループ占星術講座(Skype・名古屋)
→次回開催未定です。決まり次第お知らせします。
WEBサイト
個人セッションや講座のお知らせは
お問い合わせなどは以下のサイトをご覧ください。
宙の色は soranoiroha